東京ディズニーランドの人気アトラクション、バズ・ライトイヤーの「アストロブラスター」のクローズが発表されました。
今回はクローズの理由として噂されているものをまとめて考察していきます。
目次
「アストロブラスター」とは
アストロブラスターとは、、
東京ディズニーランド、トゥモローランドにある映画「トイストーリー」に出てくるバズ・ライトイヤーをモチーフにしたアトラクションです。
スペースクルーザーという乗り物に乗り、敵であるザークを倒すミッションに参加。「Z」マークのついたターゲットを光線銃で撃つことで得点を競うシューティングゲームです。
いつクローズするの?
2024年10月にクローズします。
2004年4月15日にオープンし、約20年に渡り愛されてきたアトラクションがついに終止符を打つことになりました。発表からクローズまでが半年という異例の短さで困惑した方も多いと思います。
クローズの理由は映画「シュガーラッシュ」のアトラクションをしてリニューアルされるからとのことです。
なぜリニューアルされることになったのか、今巷で噂されている内容を次の章で考察していきます。
巷で噂の説を解説
噂①:施設の老朽化
オープンは約20年前ということで、建物の老朽化は否めません。
ですが、この説は2つの理由から違うと考えています。
1つ目は「アストロブラスター」は2023年の5月〜10月の期間で長期休止していて、そこでおそらく耐震工事等の補強を行っている可能性が高いからです。
「アストロブラスター」では以前よりポインターのズレが発見されており、シューティングゲームとしては致命的な欠陥を持っていました。そこでこの長期休止期間で修正がされるのではないかと噂されていました。しかし、いざ再開すると特に修正がされた様子はありませんでした。それどころか、目に見えるところは特に何も変わっていなかったのです。
また、同じく半年ほど休止したことのある「イッツアスモールワールド」「カリブの海賊」といったアトラクションは天井の張り替えや大幅リニューアルといった目に見える変化を遂げています。
このことから、目に見えない部分で大規模な工事を行っている可能性が高く、それが耐震工事等の補強ではないかということです。耐震工事推奨基準が建設後20年〜40年ということもありタイミングとしても可能性は高いです。
2つ目の理由は、リニューアル後のシュガーラッシュのアトラクションに建物が引き継がれる可能性が高いからです。
公式より発表されたシュガーラッシュのアトラクション(イメージ画像)が今の「アストロブラスター」の建物に類似しています。さらには、イメージ画像よりおそらくシューティングゲームです。1から新しく作る必要はなく、そのまま引き継ぐ方が合理的です。
実際に、香港ディズニーでは「アストロブラスター」からアントマンのアトラクションにリニューアルする際に、建物はそのまま引き継がれました。
この2つの理由より、施設の老朽化が理由という説は薄いと考えられます。
噂②:他に大人気の「トイストーリー」アトラクションがあるから
今となっては、トイストーリーのアトラクションといえば「トイストーリーマニア」というイメージが強いです。ですが、この説も違うと考えています。
こちらも理由は2つあります。
1つ目は、そもそも「トイストーリマニア」とはパークが違うということです。
「アストロブラスター」は東京ディズニーランド、「トイストーリーマニア」は東京ディズニーシーです。なので、他にトイストーリーの人気アトラクションがあるからといってクローズするというのは違うのでは無いかと考えています。
2つ目の理由は、複数のアトラクションがある作品はいくつも存在しているからです。
作品 | アトラクション |
ピーターパン | ピーターパンと空の旅(ランド) ピーターパンのネバーランドアドベンチャー(シー) |
ファインディングニモ | タートルトーク(シー) ニモ&フレンズ・シーライダー(シー) |
アラジン | マジックランプシアター(シー) シャスミンのフライングカーペット(シー) キャラバンカルーセル(シー) |
リロ&スティッチ | 魅惑のチキルーム:スティッチプレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!” (ランド) スティッチ・エンカウンター(ランド) |
インディージョーンズ | インディージョーンズアドベンチャー(シー) レイジングスピリッツ(シー) |
こういったように、複数アトラクションが存在する作品はいくつもあります。
この2つの理由より、同作品に別のアトラクションがあるからというのはクローズした理由ではないと考えています。
噂③:人気の低迷
この説も否定します。
理由は1つで、そこまで人気が低迷しているわけではないからです。
確かに、最も人気があった時に比べると落ちてはいますが、今でも根強いファンや子供には人気が高いです。
現在でも土日のピークタイムでは1時間以上待ちもザラにあります。比較として、同じくトゥモローランドのアトラクション「スティッチエンカウンター」ではピークタイムでも待ち時間は30分以下であることが多いです。もっと待ち時間の短いアトラクションはほかにもたくさんあります。
以上のことより、人気の低迷がクローズの理由であれば、ほかに優先してクローズするべきアトラクションがいくつも出てくるため、この説の可能性は低いと考えています。
噂④:本国からの要求
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド社が本国のディズニー社から「アストロブラスター」のクローズを要求されたという説です。
これも可能性は低いと考えています。
海外のディズニーで直近クローズしたアトラクションはポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)を考慮したものが多いです。
東京ディズニーリゾートには女性オークションのシーンがあるアトラクションもあり、他にもポリコレを考慮すると怪しいものがいくつかあります。こういった中で、特に問題になりうるシーンのない「アストロブラスター」のクローズを最優先で要求してきたという可能性は低いです。
以上のことから、本国からの要求という説は可能性が低いと考えています。
噂⑤:アトラクションが古い・ゲームシステムが古い
この説の可能性が最も高いと考えています。
「アストロブラスター」のあるトゥモローランドは“科学とテクノロジーが調和する明日の世界”というテーマで“未来の技術“などをイメージしたものになっています。
こういったコンセプトのため、トゥモローランドでは定期的にアトラクションのリニューアルがされています。他のアトラクションのリニューアル後をスタートとすると、現在「アストロブラスター」はトゥモローランドエリアで最も古いアトラクションとなっています。このことより、遅かれ早かれリニューアルはされていたと考えます。
また、シューティングゲームとしてのシステムが古いというのもクローズ理由であると考えます。
「アストロブラスター」は実際にある的にポインターを合わせて打つといったシューティングゲームです。ですが現在のシューティングゲームの主流は映像型のものです。映像にすることで的を自由に動かせたり、大きさを変えたりできますし、今の映像技術があればゲームのクオリティが下がることはありません。実際に、現在大人気の「トイストーリーマニア」は映像型のシューティングゲームです。こういったシステムの古さから、リニューアル候補に上がったのではないでしょうか。
結論
以上のことより、「アトラクションの古さ・ゲームシステムの古さ」がクローズの理由であると考えています。
長年愛されていたアトラクションなだけに、悲しみの声をよく聞きます、、、。正直寂しいです。
ですが新しく登場するシュガーラッシュのアトラクションに期待して共に乗り越えましょう!