先日薬局を訪れた際に「ジェネリック医薬品に変更しますか？」と聞かれました。私はよくわからずに「お願いします。」と答えてしまいました。この対応は正しかったのか。そもそもジェネリック医薬品とはなんなのか。
同じ疑問を持つ方もいると思います。今回はその疑問を解消できるようにジェネリック薬品についてまとめていきます。
目次
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品とは
新薬（先発医薬品）の特許が切れた後、同じ有効成分で作られた薬品のこと。成分は同じであるため、効き目は新薬同等であると国に承認されています。
メリット
価格が安い
新薬と比較すると価格が安いです。
新薬を作る上で最もコストがかかるのが開発費用。ジェネリック医薬品はその開発費用を抑えることができるため、新薬と比較すると低価格で手に入れることができます。
効き目は新薬と同じ
新薬と同等の有効成分を使用するため、効き目が劣ることはありません。
しかし、製造工程や、有効成分以外（添加物等）の配合量は全く同じというわけではありません。人によっては合う合わないがあるため、新薬からジェネリック医薬品に変更する際は注意が必要です。
デメリット
予期せぬ副作用が現れることがある
先のメリットでも述べたように、有効成分は同じでもその他の成分や製造工程は違います。このわずかな差により、副作用が現れる可能性も0％ではないです。
供給が不安定
製薬会社の供給が、使用者の需要に追いつかなくなれば処方された薬がすぐに手に入らないことがあります。
薬局で「ジャネリック医薬品に変更しますか？」と聞かれたら
なぜ「変更しますか？」と聞いてくるのか
なぜ変更をすすめてくるのか。それは国の政策だからです。
日本の医療費は年々増加しており、2023年度では45兆359億円と過去最高額でした。その中の薬剤費を削減するために、国はジェネリック医薬品を推奨する政策をとっているのです。
日本の薬剤費は世界でもトップクラスです。そこを削減することで医療費増加の抑制を図ろうとしているのです。
変更すべき？しないべき？
変更するべき。（あくまで私個人の意見です）
やはり、効き目が同じで価格が安いというメリットが大きいです。数回飲むだけの薬であれば問題ありませんが、継続して飲むとなるとやはり価格が気になってきます。効き目が同じで少しでも安くなるならそれでいいと私は考えています。
副作用に関しては、現れたら処方箋を変更してもらうという対応で問題ないかと思います。
ただ、不安点がある方は担当医や薬剤師の方に相談するのが良いでしょう。
最後に
私の意見が全てではありません。
ジェネリックとは何か。メリット、デメリットはどんなものがあるのか。これらを理解した上で自分に合うものを選択しましょう。