みなさん格安通販サイト「Temu」をご存知ですか?中国のEC通販サービスで、とにかく格安なため、危険なのでは?と噂されます。
今回は「Temu」が格安な理由とともに、実際の口コミから「危険度」を探っていこうと思います。気になっている方、利用検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
「Temu」とはなんなのか?
基本情報と市場規模
名称 | Temu |
運営会社 | PDDホールディングス |
サービス開始 | アメリカ:2022年9月 日本:2023年7月 |
名前の由来は「team up,price down 協力して廉価で品質のよい商品を生み出す」という意味が込められています。
現在47の国や地域で登録ユーザー数は4億5千万人を超えており、越境EC分野においてはAmazonにつぐ世界2位にまで拡大しており、2024年にはGMV(流通取引総額)が300億ドルに達すると言われている。
SHEINとの違い
Temu | SHEIN | |
価格帯 | 格安 | 格安 |
ジャンル | 雑貨メイン | ファッションメイン |
送料 | 基本無料 | 一律500円 (2000円以上購入で無料) |
配送期間 | 5日〜20日 | 5日〜10日 |
「Temu」は雑貨メインで幅広いジャンルを扱っています。それに比べて「SHEIN」は元々アパレルブランドが運営するECサイトであるため、ファッション系のジャンルが幅広くあります。
「Temu」が格安な理由
実店舗を持たない
EC販売のみで実店舗を持たないということは、店舗の維持費や家賃、販売員の配置による人件費が一切かからないということになります。これにより商品1つ1つの価格を抑えています。
工場から直接配送
世界トップのECサイトである「Amazon」や日本で人気の「楽天」では、商品が購入されるとそれぞれが所有する倉庫や各商店から配送される仕組みになっています。ですが「Temu」の場合、工場から直接配送されます。つまり、工場から購入者までの中継地点がないため格安で商品を届けることができるのです。
また、この配送により商品の価格が抑えられ、本来かかるはずの「関税」を対象外にすることで他のECサイトと比べると段違いの安さを体現しています。
価格競争システム
「Temu」では1週間に一度、入札形式により加盟店が決められています。そして、もっとも安くかつ品質が良い加盟店にのみ販売を許可する仕組みをとっています。
これにより加盟店は販売許可を得られるようにギリギリまで値段を下げているのです。
口コミから危険度調査
良い口コミ
トラブルさえなければとにかく安くて便利なサイトですね。
悪い口コミ
やっぱり商品の質に関する口コミはちらほらあります。
口コミから考える危険度
購入する商品をしっかり選べば危険ではないと思います。
というのも、品質が悪いという口コミのほとんどは電化製品でした。こういった構造の複雑なものは避け、インテリア雑貨や小物などは基本的には問題はないのではないでしょうか。
また、購入する際に口コミのCKをすることで購入後のトラブルを未然に防げると思います。購入検討の際は口コミのCKを必ず実施しましょう。
何故ここまで拡大できたのか
最後におまけ程度ですが、なぜ「Temu」がここまで事業拡大できたのかを解説します。
一番大きな要因はプロモーションの打ち出し方であると考えています。
① 赤字覚悟の「何点無料」「何円分無料」といった広告でネットユーザーを立ち止まらせ、ユーザー登録を促す。
② ユーザーが特典を最大限に利用するには必ず別の人を招待しなければならない。
③ 招待された人がユーザー登録し、特典をもらう。
④ ②③を繰り返して登録ユーザーを増やす。
⑤ 定期的にお得なクーポン等を出し、リピーターを増やす。
この流れでここまで大きな事業へと拡大していったと私は考えています。