治験バイトに参加したリアルな本音。危険性や1日のスケジュールを解説。

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Nagisa

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治験バイトをご存知ですか?「簡単に稼げる」「危険性がある」「とにかく暇」など、さまざまな意見があります。

私自身、実際どんな感じなのだろうと疑問に思い、治験に参加して来ました。実体験をもとに皆さんの疑問を今回の記事で解決したいと思います。

治験バイトとは?どれくらい稼げる?

治験バイトとは

治験とは、国から認められる前の薬を服用し、安全性や有効性を確かめる臨床試験のことです。世の中の医薬品はここで安全性を確認したのちに国(厚生労働省)へ申請し、承認を得ることでようやく医薬品として認められます。

治験はあくまでボランティアですが、治験期間中は参加者の時間や行動に制限がかかります。そういった負担を軽減するために「負担軽減費」というものが支払われます。

「危険」って聞くけど実際は?

治験内容を選べば危険性は低いです

なるべく危険性を下げたいのであれば、ジェネリック薬品の治験に参加するようにしましょう。ジェネリック薬品は既に使用されている医薬品とほぼ同じ成分で作られた薬なので危険性はかなり低いです。(ジェネリック医薬品について詳しくはこちら

新薬、特にコロナウイルスのような流行り病用のものは避けた方が良いです。もちろん動物による実験は行われていますが、開発期間は短い上に、当成分を人間に使うのは初めてなので危険性はグッと上がります。

どれくらい稼げる?

治験の負担軽減費は治験期間や内容によって変わります。

私が今回参加したものは「4泊5日×2回 通院1回」というもので、負担軽減費が16万4000円+交通費でした。(さらに応募サイトからキャンペーンで3万6000円いただき、計20万円でした。)

一般的には1回の通院で7000円〜1万円、入院1泊で1万〜2万円程度と言われています。

期間が長くても良ければ1度の治験参加で50万円以上のものもあります。

※もちろん食費も無料です。

負担軽減費は収入に入る?

あくまでボランティア活動に支払われる謝礼のようなものなので、給料とは違うため収入にはなりせん。つまり所得税等の税金が引かれることはなく、満額受け取ることができます。

ですが、年間の受け取り金額が20万円を超える場合は雑所得として確定申告の義務が発生します。

スケジュールはどんな感じ?

全体スケジュール

全体のスケジュールはこんな感じでした。

事前血液検査

今回参加した治験は「あるDNA情報を持った人に参加していただきたい」というものだったので、本格的な健康診断の前に血液検査だけの日がありました。約2時間程度で終了。

健康診断

事前の血液検査で該当した人は3日後に健康診断がありました。

ここでは採血、検尿、身体測定、心電図、血圧測定がありました。

入院

健康診断の結果から選ばれた人がようやく本試験に参加できます。

4泊5日を2回で中2日空けるものでした。(入所中のスケジュール詳細は下で記載します。)

最終通院日

最後の入所から2日空けて最終通院日があります。ここでは治験薬の効果が切れたことと健康状態の確認をします。この日をもって治験は終了となります。

入所中のスケジュール

入所日

13:00施設集合
13:00〜検尿、採血
心電図、血圧測定、検診
16:00各部屋、ベッド案内
19:00夕食(弁当)
19:00
〜22:45
入浴(シャワー)
23:00消灯
24:00電子機器使用禁止

初日は検査が終わってベッドに案内されればそれ以降は基本暇です(ちなみに5人1部屋でした)。アニメ見たり、勉強したりして時間を潰しましょう。検査のため昼食はありません。

2日目

6:30起床
7:00血圧測定
8:00〜採血用の管挿入
心電図
9:00投薬
9:00
〜13:00
投薬後から5分おきに採血
徐々に間隔を空けて13時までは安静
計15本分くらい採血されます
(座位+睡眠禁止+水分補給禁止)
13:00昼食(弁当)
14:00採血
17:00最終採血
(ここで採血用の管を取ります)
19:00夕食(弁当)
19:00
〜22:45
入浴(シャワー)
23:00消灯
24:00電子機器使用禁止

2日目は投薬の日でした。午前中はとにかく採血が多くなにも集中できません。勉強や作業ではなくアニメやYouTube鑑賞をおすすめします。

3、4日目

7:30起床
8:00血圧測定
9:00採血
9:00〜朝食(採血終了した人から)
11:00施設内歩行
(10分間歩く)
13:00昼食(弁当)
14:00ラジオ体操
14:00
〜17:00
入浴(シャワー)
19:00夕食(弁当)
23:00消灯
24:00電子機器使用禁止

3、4日目のスケジュールは同じです。この2日間はとにかくどれだけ時間を潰せるかが鍵です。また入浴時間が昼間になるのが少し辛かったです。

5日目

7:30起床
検尿
8:00血圧測定
9:00〜採血、心電図、検診
(終わり次第荷物をまとめる)
12:00頃問題なければ退所

診断で問題がなければ12時ごろには退所でした。朝食がないのが地味に辛い、、、。

治験バイトが向いている人、向かない人

治験バイトが向いている人

  • 1人で時間を潰すのが得意な人
  • 痛みに強い人
  • 周囲の目を気にしない人

1人で時間を潰すのが得意な人

治験の最大の敵は暇です。暇な時間をどれだけ潰せるかが鍵になります。

私が入所した施設には漫画がたくさんあり、それだけでも時間が過ごせそうでしたが、アマプラやネトフリなどで時間を潰すのが良いでしょう。

また、試験勉強やブログ、動画編集などの作業をしながらお金がもらえるので、暇な時間を有効活用することで充実した時間になります。

痛みに強い人

採血が毎日あるので、ある程度痛みに強くないとキツくなります。とはいっても、2日目は管を入れるので実際には1日1回刺されるだけです。気合いで乗り越えられる範囲かもしれません。

周囲の目を気にしない人

複数人が1部屋で生活します。周囲の目を気にしない人でないとかなりストレスです。

私が入所した施設は隣のベッドとの感覚が1mくらいでカーテンはなく、透明なパーテーションのみでした。これを許容できる人はかなり向いていると思います。

治験バイトが向かない人

  • 潔癖症の人
  • 血を見れない人
  • 暇が苦手な人

潔癖症な人

複数人で同部屋なのはもちろん、シャワーも順番で同じものを使います。銭湯や温泉も苦手という人にはかなり厳しいかと思います。

血を見れない人

投薬の日は採血が続きます。管を入れるため都度針を刺すわけではありませんが、どうしても自分の血を見ることになります。血を見ることで気分が悪くなるといった人はやめておいた方が良いかもしれません。

暇が苦手な人

暇ではない時間がないというほど暇です。これをいかに潰すかという日々になるので暇が苦手な人はやめておきましょう。

実際に治験参加した本音

私自身、こうしたブログを書いたり、アニメを見たり、YouTubeを見たりと暇を潰すのは大得意です。こんな私からしてみると、治験は最高でした。

暇を潰しているだけでお金がもらえる。ましては他人の為になることをしているという状況。不思議な感覚でしたがかなり充実した日々でした。

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